学生から大人までいくつになっても「ボールペン」を使う機会はなくなりませんよね。
手帳に予定を書くのに使ったり、大事な書類を書くのに使ったり、特に大人になってからもよく使う筆記用具はボールペンだと思います。
今回はボールペンの種類による違いや、書きやすいおすすめのボールペンをご紹介します。
ボールペンの種類は?インクによってこんなに違う!
皆さんが普段なにげなく使っているボールペンですが、ボールペンと一口にいっても油性・水性などの違いがあり、書き心地や使い勝手にかなり違いがあります。
インクの違いで紙への引っ掛かりやインクのにじみなど違ってくるのでしっかり確認した方が快適にボールペンは使えます。
特にボールペンを使う時は一発書きで消せないこともあるので、一度できれいに書けるボールペンが望ましいです。
そのためにも自分の筆圧に合ったボールペンなどを探すべきなんです。
まずはそんなボールペンの種類とその特性から知っていきましょう。
水性ボールペン
水性ボールペンの水性インクは油性インクと違った粘度の低いさらさらとした書き心地で、筆圧が弱くともすらっと書けるインクです。誰が使ってもハッキリした線を書けるの扱いやすいボールペンとして親しまれています。
水性インクは水を使ったインクなのでカラーバリエーションが豊富な点もメリットのひとつです。
水性ボールペンのデメリットは水を使っているからこその「滲みやすさ」ですね。
右利きの人が縦書きで文字を書いていると手が当たって文字が滲んでしまうこともしばしば…
ノートのページを閉じるにもちょっと乾かさないと反対のページにインクが写ってしまうこともあるのが難点です。
水で滲んでしまいやすい性質は裏を返せば、手についてしまっても簡単にとることができるのでデメリットばかりというわけではありません。
また水性インクは乾きやすいのでちゃんとキャップをしめたり、ノックして戻しておかないとインクが乾いて書けなくなってしまいますので管理はしっかりしましょう!
パイロット VボールRT

水性ボールペンには珍しいノック式のボールペン。ペン先が乾いてしまいやすいという水性インクの弱点がありながらもノック式を実現。
水性インクならではの滑らかな書き心地に加え、速乾性もあるので紙が汚れにくい特徴を持っています。
ボールPentel

緑色の本体が特徴的なキャップ式の水性ボールペン。
樹脂チップが独特の書き心地を醸し出し、一般的な金属チップを使ったボールペンでは味わえない書き味を演出します。
安価に手に入れられて安物とは思えない書き心地なのでコスパのよいおすすめ水性ボールペンですよ。
油性ボールペン
油性ボールペンの強みといえば水を弾く特性から滲みにくいことです。
おかげで手に汚れが付いたり、文字が滲んで読みづらくなってしまうことも少ないです。
ただし、インクの粘度が高いので水性インクに比べるとやや書き味が重く感じてしまいます。
線の強弱もつけにくいので細かい作業には向いていません。
インクの性質上、色のバリエーションが少ないことも弱点のひとつといえますね。
水性と違って乾いて使えなくなることは少ないですが、インクが固まってしまうことはあるので気を付けましょう。
最近は油性ボールペンの弱点を抑えた低粘度のボールペンというのも出てきているの書き心地もよく、かつ滲みにくい夢のような油性ボールペンも世に出ています。
uni ジェットストリーム 多機能ペン 4&1

油性ボールペンといえばジェットストリームは外せません。
従来の油性インクの弱点を克服したなめらかに書き心地は最高です。
黒、赤、青、緑に加えてシャーペンまで付いているので、たくさんペンを持ち歩かなくてもこれ一本で事足りる便利さです。
スタイラスC1

ツイスト式の油性ボールペンとしての機能に加え、スマホ向けのタッチペンとしても機能してくれます。
会議中にタブレットを使う方など手帳にメモを取りながらタッチペン操作ができるのでおすすめです。
ゲルインクボールペン
ゲルインクボールペンはいわば水性ボールペンと油性ボールペンのいい部分を併せ持ったボールペンです。水性ボールペンのようにさらりと書けるのに、油性ボールペンのようににじみにくいという特性を持っています。
ただ、ゲルインクがにじまないわけではないですし、油性ボールペンの方がにじみにくいです。水性ボールペンほどの書き心地があるわけではありません。
ちょうどよい塩梅のボールペンではありますが、特化した性能はないという点は知っておいてください。ちなみにゲルインクはインクの中でも耐久性に優れているので、経年劣化で読めなくなりにくいです。
ユニボール R:E

「熱消去性インク」を搭載した、消せる快適なゲルインクボールペン。
摩擦熱で無色になる特性のインクなので、ノック部分の消し具でこするとインクが消えて何度も書き直しができちゃいます。
用途によって選び分けたいペン先の違い
ペンといえば何ミリという違いがあったりしますよね。
このサイズは人によって好みがよりけりですが、ボールペン選びでは重要な要素です。
手帳のような小さい場所に文字を書くのであれば滲むことなどを考えて0.3ミリを選ぶのがおすすめです。イラストを描く用途に使う場合もこれぐらいの細さが自由が利くのでおすすめですよ。
ノートに文字を書くのなら細すぎず力を入れて書きやすい0.5ミリを選びましょう。
サインなどを書いたり、しっかりした文字を書く必要がある場合は文字がはっきり見えやすい0.7ミリが書きやすいです。
もちろん筆箱にそれぞれの用途に合わせて3種類入れておくのもよいですし、手帳にくっつけておくボールペンなら0.3ミリ、宅配のサイン用に玄関に0.7ミリを置いておくというのもありです。
意外と気になるペン先の出し方の違い
ボールペンの形にもいろんな種類があって、ノック式、キャップ式、ツイスト式といった違いがあります。
ノック式は最もポピュラーな種類です。よくある3色ボールペンなどは基本このタイプですね。
カチッと押すだけで使えるので、片手で簡単に使えて人気が高いです。
すぐにメモをしたいシチュエーションにもあったペン先だと言えますね。
キャップ式はペン先を覆うようなキャップがついているタイプです。
水性ボールペンに多いタイプでキャップのおかげでペン先が乾きにくい性質を持っています。
書いている最中はペン尻の部分にキャップをはめ込めるサイズになっているのでキャップが邪魔にもなりにくいです。
ツイスト式はボールペンのどこかを回すことでペン先が出てくる仕組みになったボールペンです。
ノック式と似て捻るだけで使えるので、サッと書きたいときに便利です。
ノック式のカチっという音が気になる方はこちらをおすすめしたいですね。
ボールペンの機能の種類
油性や水性といった違い以外にもボールペンには機能的な違いがあります。
通常のボールペンは1色が基本ですが、中には3色ボールペンのように黒だけでなく赤や青などの良く使う色を合わせたボールペンもあります。
ボールペン3色+シャーペンが使える多色ボールペンもあったりします。
ボールペンの弱点であった、書いたら消せないという弱点を克服した、消せるインクを使った消えるボールペンというのもあったりします。
これさえあればボールペンでメモを取っていて誤字をしてしまっても修正液などを使わずに修正することができます。
シンプルなものが使いやすいとも言えるので、多機能だからよいというわけではありませんが、便利なボールペンが好きという人は多機能ボールペンがおすすめですよ!
まとめ
いかがでしたか?改めて見てもらうとボールペンにもこんなに違いがあることを知ってもらえたかと思います。ボールペンはこの先もきっと使い続けるものですから、気に入った一本が見つかったらぜひ購入してみてください。
書き心地のよいボールペンできれいな字を書いてみてくださいね!