コードやケーブルをすっきり収納!デキる部屋のためのアイテム7選!

電源ケーブル(コンセント)を筆頭に、電話線やLANケーブル、充電用をはじめとした各種USBケーブルなど、家の中にはコード・ケーブル類が沢山のたくっているものです。

見た目も悪いし掃除もしづらく、さらにひっかけたり火災の危険まで……コード類は必需品だけに、厄介ですよね。

かといって、まとめて見えないところに隠してしまえば大丈夫か、というと、必ずしもそうは言いきれません。

トラッキング火災の危険は変わらないことに加え、故障、買い替えなどによる更新の際に、とても面倒な思いをすることになるからです。

そこで今回は、あえて「見せる」収納で、メンテナンス性の高いコード収納術と、そのために便利なアイテムをご紹介します!

配線整理、その前に…


思い立ったが吉日! ですが、とりあえず目に付くところから始めるのは良策とは言えません。「段取り八分」と言われるように、何事も準備が肝要です。

配線整理の準備として、まず大事なのが「配線計画」です。

配線計画を立てよう!

といってもそんなに身構える必要はありません。
電気に関する専門的な技術や知識は不要。用意するのはコピー用紙とシャーペンなどで充分です。

1.現状を確認する

TV周り、デスク周り、キッチンや洗面所など、コード類が集中している場所ごとに、「使われている機材」と「コードの種類と本数」をメモします。

図を描く必要はありません。箇条書きで大丈夫。

・TV(電源、HDMI、アンテナ、LAN、USB(ビデオ) 5本

現状を把握するのが目的ですので、上記のように、自分でわかるように書いてください。

2.取捨選択する

1で作った資料を基に、コード類を減らしていきます

電源タップに今は使っていない電源ケーブルが刺さっている、みたいなわかりやすいもの(配線が隠れている場合、忘れられてたりします)から、無線に切り替えられる接続や、兼用できるUSBケーブルなど、よく考えれば減らせるコードは意外とあります。

3.必要なグッズを吟味する

今回は「見せる」収納ということで、床に置かず壁などにかけることを主眼に計画します。
そのために必要なグッズをリストアップしましょう。

見た目がすっきりする」ことが大事ですが、メンテナンス性の高い収納のために「やり直しが容易である」ことや、「普段使う時に邪魔にならない」ことを忘れないようにしましょう。

この記事の後半に使えそうなグッズをご紹介していますので、それも参考にしてみてください!

4.グッズを買う

買いましょう。

グッズがそろえばあとは「5.配線する」だけです!

配線時の注意事項


注意しなければならないことは、「見た目がすっきりする」「やり直しが容易」「普段使う時に邪魔にならない」に加えて、「危険がない」ようにすることです。

具体的には、「火災」と「引っかけ」予防です。

タコ足配線による過電流の危険はもちろんですが、差しっぱなしのコンセントにほこりがたまって、そこに空気中の湿気などで水気がたまってショートする「トラッキング」火災や、大きな電流が流れるコードを強く結束することで熱がこもって発火する、なんてこともありえます。特にキッチンやテレビ周りで気を付けましょう。

同じ理由で、ケーブル収納といえばこれ! みたいに見かける「ケーブルボックス」も、本稿ではあまりおすすめしません。
最適なサイズはなかなか見つかりませんし、中で熱やほこりがたまるからです。

引っかけについては、配線したコードがたわんだりしないようにする工夫が必要です。

コード収納グッズ7選!

それでは具体的に、「見せる」配線に必要なグッズをえりすぐって7つ、ご紹介します!

山善 突っ張りワイヤーネット

床に置かないために、壁に吊ります。
そのために何より必要なのが、ワイヤーネットです。

百均などでもワイヤーネットは手に入りますが、この用途だと壁に穴をあけないと設置できないことになります。

賃貸などで壁に穴をあけたくないという方は、こういう突っ張り棒と一体になったタイプがいろいろ揃える手間がなくておすすめです。

メタルラックが部屋の雰囲気に合わない、という場合は、すべて配置し終わってから、隠すように絵やタペストリーを飾ってもいいですね。(布をかけるなら熱がこもらないように気を付けましょう!)

ルミナス メタルラック用バスケット

配線を壁にかけてもルーターなどが床に置いたままでは、掃除もしづらいままですし、見た目も間延びしてしまい、ほとんど意味がありません。

そこでメタルラックにひっかけて使う、バスケットを活用しましょう。

これなら少しくらい重いものでも載せられますし、メッシュになっているので配線も自由です。

リモコン類もまとめておけます。

バスケットを選ぶ際に気を付けたいのはサイズ、特に奥行きです。あまり手前に張り出すと邪魔ですし、バランスも見た目も悪くなりますからね。

ケーブル結束バンド

コード一本一本をまとめるのには結束バンドを使います。
これは、マジックテープ式のものを使うとよいでしょう。

配線作業は最終的には結構な頻度でアドリブが要求されるため、切らなければ外せないタイプのものだとやり直せず無駄が出てしまいます。

cheero CLIP 万能クリップ

自在に形を変えられる、シリコン+磁石のクリップです。
USBケーブルを固定する、スマホを充電する際に引っかけるスタンドにするなど、ワイヤーラックと組み合わせて様々な使い方ができます。

カモ井加工紙 マスキングテープ マットホワイト MT01P208

「mt」のシリーズで有名な、カモ井加工紙社のマスキングテープです。

何に使うか、というと、モジュラーケーブルなどを壁にはわせる際に、ケーブルを覆うように貼ることで目立たなくさせるためです。
マスキングテープなら貼って剥がしても壁や壁紙を傷めませんし、コストが低く、自由度は高いです。

色のバリエーションが豊富なので、壁に合う色を探したり、あえて目立つ色や模様のものでアクセントにしたりしても面白いですね。

ビニールテープのようにケーブルの先に巻き付けて、何のケーブルなのかを書いておくとメンテナンス性が高まります。

サンワサプライ USB充電ポート付き便利タップ

延長コードで気を付けるべきは、「使っていないポートをほこりから保護するシャッター」「トラッキング防止機能」がついていることと、「USB給電ポート」もあると便利ですね。

「ポート数」「定格容量」や純粋なケーブル長も、環境に合うものを選んでください。

ある意味最も重要な部品なので、あまり安物を選ばないようにしましょう!

ネオジム磁石

電源タップやWi-Fiルーターなどをワイヤーラックに固定するのに使う、薄型のネオジム磁石です。
電源タップなどにはもともと磁石の付いているものもありますが、ACアダプタなど重たいものを刺した場合、外れる危険があります。
ネオジム磁石を電源タップの裏側などにガムテープなどで貼り付けてしまいましょう。ワイヤーラックにくっつけたらガムテープの部分は隠れるので問題ありません!

他にも頻繁に刺しかえるUSBケーブルを一時的に留めておくのにも使えますし、ちょっとしたメモを挟むのにも使えます。

磁石は精密機器に近づけてはいけないのでは? と思いがちですが、実際はそんなことはほとんどありません。

まとめ

配線の見直しというのは結構な大仕事で、無計画で始めると一日たっても何も進展しない、それどころかほこりとケーブルがまき散らされて終わり、なんてこともざらです。

ですが、本稿の前半でお話しした配線計画をきちんと立てれば、案外なんてことない作業でもあるのです。

しかも各段階は基本的に机上でできるので、平日の夜などの空いた時間にひとつずつ、例えば「今日はTV周りの配線を確認しよう」のように片づけていけばいいのです。

最終的な配線も、スポットごとに分けて少しずつ進めるもよし、休みの日にまとめて片づけるもまた、よしです。

本稿があなたの生活を快適で安全なものにする一助になれたら、幸いです。