ペーパーレス社会なんて言われていますがまだまだ要らなくなる時代は遠そうなプリンター。
各家庭に一台くらいあるプリンターですが、久しぶりに使ってみるとなんだか調子が悪い、今どきのプリンターってどんな感じなのか興味がある、など、買い替え需要も高いものです。
しかし毎年のように新製品が発売され、情報集めも大変。
そこで今回は、2019年最新情報を比較、検討しておすすめのプリンターをご紹介します!
選び方のポイントもご説明しますので、あなたのスタイルに合ったプリンターを選ぶ参考にしてくださいね!
「あなたにピッタリのプリンター」教えます!
ネットにあふれるおすすめランキング1位を買えばいい、という単純なものでないのがプリンター選びのやっかいなところです。
ですがスペックを比較しても、実際の刷り上がりに目で見てわかるほどの差があるか、と言われると、各社しのぎを削っているだけに素人にはよくわからない、という場合がほとんどでしょう。
なので、細かいスペックは後回しにして、あなたがプリンターを使うスタイルに合わせた選び方を伝授します!
そのスタイルとはズバリ、「頻繁に印刷する/しない」「写真印刷が多い/少ない」、このふたつだけ!
頻繁に印刷する場合
写真印刷が多いなら、インクジェット式のプリンター、特に「インクタンク」というシステムを搭載しているプリンターがおすすめです。
まず、写真印刷で大事なのは色がきれいに出る(発色が良い)ことです。インクジェットプリンターは、対になるレーザープリンターと違ってインクを使用するため発色が鮮やかで、色の再現性も高い(元の画像との色の差が小さい)印刷が可能です。
インクタンクというのはインクの形式の一種で、通常のカートリッジ式のインクとは違い、プリンターに搭載されているタンクにインクを注ぎ足して補充します。
そのためカートリッジと比べると手間はかかりますが、コストが大幅に抑えられます。
カートリッジ代がかさむインクジェットプリンターの弱点を補うシステムと言えるでしょう。
写真をほとんど印刷しない、つまりモノクロ(書類等)がメインならレーザープリンターがおすすめです。
本体がインクジェットプリンターと比べると大きくなってしまい、その分、本体代も高めなのですが、1枚当たりの印刷費は格段に低く、印刷スピードもインクジェットの2~5倍と大変速いので、一度に大量に印刷することが多い場合に力を発揮します。
リサイクルトナー(使用済みトナーにトナー粉末を再充填したもの)を使用すればさらにコストを抑えることができます。
あまり印刷しない場合
印刷頻度が月に数枚、あるいは年賀状だけ、という場合はインクジェットプリンターがいいでしょう。場所も取りませんし、発色もきれいです。文字の印刷の比率が高いなら、細い線もくっきりきれいに出る「顔料インク」を使っている機種を選ぶとより良いですね。
年賀状印刷がメインなら、「両面同時印刷」の機能がついているものを選ぶとさらに印刷のストレスが減りますのでおすすめです。
いっそコンビニプリント、ネットプリントを利用する、という方法もあります。
導入にも維持にもコストが全くかかりませんし、簡単な手続きでプロの機材による印刷が可能なのが最大のメリットですね。
ただ、印刷単価がやや高くなるのと、コンビニなり店舗なりに足を運ばなければならないという手間がかかり、使い勝手という点でやや劣ります。
インクが切れたときなどの非常事態に使える便利な方法、として覚えておくと役に立つときもあるでしょう。
【2019年最新版】プリンターのおすすめ5選!
それではお待ちかね、おすすめのプリンターをご紹介します!
EW-M670FT/FTW(エプソン)
複合機、とは要はプリンターなのですが、スキャナーやコピー機としての機能に加え、FAX機能も搭載しているものを指します。
3色の染料インク(カラー)と1色の顔料インク(黒)を搭載しているため、カラーにもモノクロにも強い、両面同時印刷もスマホからの直接印刷も可能、と、一台ですべて解決できる万能選手です。エコタンクなので印刷コストも通常のインクカートリッジの1割程度です。
強いて弱点を挙げるなら、本体がやや大きい、CD/DVDのレーベル印刷ができない、というくらいでしょうか。
PX-S170T/PX-S170UT(エプソン)
こちらもエコタンク搭載ですが、先述のプリンターとの大きな違いは「モノクロ印刷専用」ということです。
カラー印刷はコンビニプリントに任せて家ではモノクロしか印刷しない、という使い方にぴったりです。
複合機でないので本体サイズも小さく、前面給紙なので置き場所を選びません。同社のレーザープリンターよりも印刷費用が安いというのも見逃せません。
PIXUS iP7230(キヤノン)
インクタンクほどではありませんが大容量のカートリッジを採用することで交換頻度を下げ、コストパフォーマンスを向上しています。
両面印刷、スマホプリント、CD/DVD/BDのレーベル印刷と、プリンターでやりたいことがほぼすべてできる上で2万円を切る低価格なのもポイントです。
HL-L3230CDW(ブラザー)
レーザープリンターの中ではかなりコンパクトで(と言っても18.1kg+紙なので置き場所注意!)、起動からの1枚目の印刷開始までの時間が短く、そしてなにより1分間に24枚(大体2秒に1枚)の印刷速度はやはりレーザーの独壇場です!
イベントなどで大量に印刷するなら、カラーも扱えるこの製品だと安心でしょう。
スマホ専用ミニフォトプリンター iNSPiC(キヤノン)
その肩書の通り、スマホ(タブレット)で撮影した写真を簡単に印刷できるプリンターです。
専用紙が必要ですが、インクを必要としないため本体サイズもスマホとほとんど変わらないくらいのサイズで、もちろん持ち運びも可能です。
専用のシール台紙もあるので、外出・旅行先で撮った写真をその場で印刷して、という使い方ができるのがおもしろいですね。
まとめ
プリンターに限らず、新しく何かを選ぶときに一番大事なのは、「それを使っているあなたを想像する」ことです。
どんな時、どんな風にそれを使うのか…まずはそのイメージをしっかり思い描きましょう。あとはそれに合ったものを探せば、「こんなはずじゃなかった」となりにくい、良い買い物ができると思います。
日進月歩のプリンター業界ですが、当記事が、選択肢の多いプリンター選びのお手伝いになれていれば幸いです。