テントなくしてキャンプは語れません。
とはいえ、それだけに各社から無数のテントが発売されており、どれも魅力的に見えるため、何を選んだらいいかわからなくなるものです。
そこで今回は、「テントキャンプ初心者」のための「小型のテント(1~2人用)」という点に着目して、テントの選び方やおすすめのテントをご紹介します!
テント選びで大事なこと
テントは中で宿泊するためのアウトドアギアです。
大きさ(何人で使用するか)というのも大事ですが、もう一つ重要なポイントがあります。
それは、「シーン」です。
つまり、どこでどのように使用するか。
家族あるいは友達と車でキャンプ場まで移動するのか、バイクでのツーリングキャンプなのか、車を降りてから徒歩で山を登り、途中でビバークするのか……あなたの目指すキャンプシーンは、どんなものでしょう。
上記の通り、シーン選びはすなわち、「移動手段」の違いでもあります。
そこで「移動手段別」でおすすめのテントを選んでみました。
車で運べるなら快適性重視!
キャンプの現場まで車で乗り付けられるなら、一番のネックであるテントの「重さ」は割合度外視できます。
快適性や堅牢性を重視して、広めのテントを選ぶことができます。
収容人数の割に大型になりがちなものが多いワンタッチで設営できるテントも、車で運ぶなら問題になりません。
ノースイーグル イーグルミニドーム200
耐水圧も1500mmと、通常の雨天なら問題なくしのげる性能です。
設営にペグを必要としないため、砂地や岩の上にも設営可能です。
お値段も5000円前後とお手頃で、総じて、1~2人用の入門用テントとして最適のひと張りと言えるでしょう。
ケシュア ポップアップテント 2 seconds
名前の通り取り出して「2秒」で設営できる手軽さが魅力。
前室(出入り口に付属する日よけを兼ねた小さな部屋)があるタイプのテントなので、寝室への砂や風の吹きこみを防げます。
耐雨性能も高いため、雨の多い季節も安心です。
見た目も普通のテントと違うスタイリッシュな印象です。
テンマクデザイン PANDA TC
この生地の特徴は難燃性であること。焚き火のそばで使用しても火の粉で穴が開くようなことはまずありません。
(燃えないわけではないので直接火が当たる、あるいはテント内での火気の使用は厳禁です!)
ニーモ フロントポーチ 2P
タープについては別項で紹介しておりますので、そちらをご覧ください。
(「タープでキャンプをより快適に!~」へのリンクをお願いします)
コールマン アイスフィッシングシェルター S
通常ワンタッチテントの類は、設営は簡単ですが撤収に少々手間取ることが多いのですが、これは撤収も簡単な機構になっています。
名前の通り氷上で釣りをするのに使える…かどうかはわかりませんが、居住性は高いです。
バイクでのツーリングのお供なら、大事なのは「自立型」であること
積載制限があることからあまり大きなものは無理ですが、バイクでもある程度の重量は運ぶことができます。
ツーリングキャンプは必ずしもペグ(ロープを地面に固定するために刺す金串)が刺せる場所にテントを設営できるとは限らない場合があります。
そこで少々値が張りますが、ペグを使用しない「自立型」のテントを選ぶという手もあります。
アライテント トレックライズ1
名前の通り登山に使うことを想定しているため、大変軽量でコンパクトです。
キャプテンスタッグ クイックドーム200 UV
この手の「ワンタッチテント」「ポップアップテント」は概して収納時もあまり小さくならないのですが、こちらはキャリーバッグに入れれば肩に担げるサイズになるため、バイクでの輸送も十分可能です。
フィールドア ワンタッチテント
4人用と少々広いですが、収納時サイズ、重量ともに良好で、バイク旅を快適にしてくれるでしょう。
DOD ワンタッチテント
収納時のサイズも他のワンタッチテントのなかでは群を抜いて小さいところもポイントです。
品質の割に価格も抑えめなので、入門用としてもぴったりです。
山善キャンパーズコレクション キャンプシェードイージー
通気性が高いため夏から初秋の暑い時期にはちょうどいい使い心地です。
登山用なら軽量、堅牢、そして「拡張性」
トレッキング(登山)において荷物はなるべく減らしたいもの。しかし、普通の平地のキャンプ場に比べて環境はより過酷なため、それに対応できる性能が求められます。
天幕が二重になっていて温度変化に強いものや、オプションを追加することで耐水性や低温に対応できる造りであることが望ましいですね。
モンベル ステラリッジテント 1型
別売りのフライシートやマットを併用することで雪降る冬山でも使用可能になります。
少し練習すれば2分程度で設営できる手軽さもいいですね。
モンベル ムーンライトテント1型
温度変化に強い二重構造です。
名前の由来は「月明かりの下でも設営できる」というわかりやすい仕組みにあるそうです。
キャプテンスタッグ トレッカー ソロテント
小さくまとまり軽量、設営もとても簡単なため、ソロキャンプ時のストレスがとても少ないです。
拡張性はありませんが、単体で充分に完結している性能と言えます。
ダンロップ VS
鮮やかな青は夜目にも目立ちます。
ザ・ノースフェイス トーラス2
そのなかでもトレッキング用のテントとして高いスペックでバランスよくまとまっているのがこのトーラス2です。
もしノースフェイスのウェアを愛用しているなら、テントもそろえてみてはいかがでしょうか。
まとめ
一人用のテントを選ぶときは、あなたのキャンプシーンが車を使ったオートキャンプなのか、バイク旅なのか、トレッキングなのかで重視すべき点が変わってきます。
そのうえで、体力に自信があれば居住性を、持ち運びやすさを大事にするなら重量を、など優先順位を決めて選ぶとよりあなたにピッタリなテントを選ぶことができるでしょう。
素敵なキャンプライフが始められますように!