シンプルなインテリア

元インテリア雑貨スタッフが部屋をおしゃれにするコツを紹介

おしゃれな部屋に憧れるけど、なんかダサい……。

インテリアにこだわりたい気持ちはあっても、理想の部屋を実現しようと思ったらお金もかかるし大変ですよね。

しかしちょっとしたポイントを意識するだけでグッとおしゃれな部屋に近づけることができます。

今回は、インテリア系の専門学校卒&元某有名インテリア雑貨店に勤めていた私が、インテリアの選び方やおしゃれな部屋作りのポイントを紹介していきます!

まずは自分好みのインテリアスタイルを知ろう

ウッディなインテリア

おしゃれなインテリアを揃えたいと思っていても、いざ部屋に置いてみると「なんか違う……」なんて経験ありませんか?

インテリアそのものはおしゃれでも、今の部屋との相性が良くない場合があります。インテリアもファッションと同じでトータルコーディネートが大切

アイテム一つ一つがおしゃれでも、コーディネート次第ではアイテム同士が殺し合ってしまい結果ダサい部屋になってしまうというわけですね。

そこでまずは、自分がどういうインテリアスタイルに仕上げていきたいのかということをしっかりと考えていく必要があります。

インテリアスタイルは、時代の移り変わりと共にさまざまな変貌を遂げてきましたが、現代でもかなり細分化されるようになり挙げ出すとキリがありません。

その中の一部をいくつか紹介してきますが、インテリアを購入する際は、まず自分の好みのインテリアスタイルを探すところから始めてみてください。

ナチュラルスタイル

ナチュラルスタイル

無難におしゃれに見えるインテリアスタイルが『ナチュラルスタイル』です。ナチュラルと言っても、インテリア家具などに用いる木材の種類や色味、加工で雰囲気は変わります。

男性の部屋であれば、個人的にはウォルナットの無垢材がおしゃれでおすすめです。ダークブラウンくらいの色味なら、落ち着いた雰囲気もあって大人の男性にぴったり。

またツヤ加工をしていない無垢材であることがポイントです。ツヤがあるとなんとなくラグジュアリーで女性的な感じがします。

無垢材だとちょっと無骨で男性的な雰囲気が出るので、『男のおしゃれな部屋』を演出したいなら良いと思います。

モダンスタイル

モダンスタイル

『モダンスタイル』は、まさしくおしゃれなインテリアにしたい男性におすすめです。モダンスタイルは、黒や白、グレーといった無彩色カラーがベースです。

シンプルなインテリアなのも特徴なので、スタイリッシュな部屋を演出できますよ。また先ほどのナチュラルスタイルとは打って変わって、金属やガラス材といった人工素材を使うことが多いです。

インテリアにおけるモダンには、『都会的な、男性的な、直線的な』といった意味合いがあります。インテリア家具を選ぶ際も、曲線的ではなく直線的な家具を選ぶと男らしさが増します。

もし物件選びから始めるのであれば、白や黒基調の壁・床の物件を選びましょう。もしくは、コンクリート打ちっぱなしなんかも無骨でかっこいいと思います。

北欧スタイル

北欧スタイル

女性にも人気の高い『北欧スタイル』は、白を貴重にしたインテリアスタイルで、カラフルな差し色を入れて楽しめるスタイルです。

シンプルで直線的なデザインが特徴なので、男性にもおすすめですよ。何より女性人気なので、部屋に女性を招く時は好印象を抱かせること間違いなしです。

白基調なので全体的に明るい雰囲気で、観葉植物や木材との相性もばっちり。またインテリアコーディネート次第では、個性も光るので自分らしい空間も演出できるでしょう。

配色にこだわってみる

インテリアの配色

さて、いくつかインテリアスタイルを紹介しましたが、この他にもさまざまなスタイルがあります。しかしながらおしゃれなインテリア作りで大切なのは配色です。

統一感のある空間も良いですが、多少の差し色がないと殺風景になってしまいますし、かといって好きな色をあれもこれも詰め込んでしまうとうるさい空間になり落ち着きません。

ここでは、配色における3つのポイントを紹介していきたいと思います。

ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラー

インテリア以外の領域にも言えることですが、おしゃれなデザインを目指すなら『ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラー』の存在を知ることはとっても大事。

これらのカラーは、インテリアなどの配色を面積のバランスという観点から見るときに使われる用語です。

配色全体で最も大きな面積を占める色をベースカラーと呼び、それに次ぐ面積を占めるのがアソートカラーです。そしてその次がアクセントカラー。文字通りアクセント、差し色ですね。

ベースカラー

ベースカラー

『ベースカラー』に該当するのは、天井や壁、床です。これを知っておくと物件選びをする際に、どういうインテリアにしようかイメージも湧きやすいです。

基本的には、どんなインテリア家具にも合わせやすい白が良いでしょう。海外などでは、柄の付いた壁紙を貼っているところや色味の付いた壁の物件もあります。

アソートカラー

アソートカラー

『アソートカラー』は、比較的大型の家具の色が該当します。例えば、ソファやテーブル、ラグなどがそうです。

やはりインテリア家具の中でも目立つ家具なので、インテリアスタイルを統一しましょう。個人的には、日常的に触れる部分になるので飽きのこないインテリアがおすすめです。

アクセントカラー

アクセントカラー

最後に『アクセントカラー』ですが、これは差し色です。クッションや観葉植物、壁掛け時計、その他雑貨などが当てはまります。

ベースカラー、アソートカラーで統一感を持たせたら、アクセントになる色を取り入れてみましょう。そうすることで空間がグッと引き締まります。

ただしあちこちにいろんな色を取り入れてしまうと、かえって統一性のない空間になってしまうので注意。慣れないうちは、3色以内にまとめると無難かと思います。

色の効果を知る

カラー

ちなみに色には、それぞれ人に与えるさまざまな効果があります。

例えば、ファストフード店には、赤色を使っているお店が多いですよね。赤色は、食欲増進効果や興奮させる効果があると言われています。故に赤色は興奮色と呼ばれています。

あえて落ち着かない空間にすることで、長居されることを防ぎ回転率を上げることができるというわけです。

逆に青色は、沈静色と呼ばれていて人の心を落ち着かせる効果があると言われています。とはいえビビットな青色ではなく、ネイビーなど暗めの青がより効果的です。

他にも色によって、清潔感や高級感、妖艶な雰囲気などさまざまな効果をもたらします。

照明の効果を知る

照明

インテリアスタイル、配色と来て、次にこれだけは押さえてほしいのが照明です。照明一つで空間の印象はガラッと変わります。

光色を白っぽいものにするのかオレンジっぽいものにするのかでもかなり雰囲気は違いますよ。もちろんシーリングライトスポットライトフットライトなど照明の種類でも違ってきます。

白い光は、明るくはっきりした空間になります。在宅で仕事をする人や明るい空間が好きな人におすすめです。

オレンジの光は、少し暗い空間ですが落ち着いた雰囲気になりリラックスできます。自宅では、まったり過ごしたい人にはおすすめです。

よりリラックスできる空間にしたいなら

落ち着ける空間にしたいのであれば、フットライトなど膝下に光が集まる照明にするとリラックスできる効果を得られます。あとは、間接照明などもおすすめです。

間接照明は、光を壁や天井に反射させて照らす方法です。光が柔らかくなり、空間全体が落ち着いた雰囲気になります。テレビの裏なんかに置く人が多いですね。

おしゃれなインテリアはインスタを参考にしよう

Instagram

インテリアをおしゃれにするコツをいくつか紹介してきましたが、そうは言われてもなかなかイメージが沸かないという人もいますよね。

そういった時は、インスタで検索してみると参考になるインテリアコーディネートがいろいろ出てきますよ!

彩度を低くまとめてシックな雰囲気に

北欧×ヴィンテージでかっこよく

白基調のモダンスタイルで爽やか高級感

【まとめ】インテリアはポイントを押さえておしゃれ作り

おしゃれなインテリア

  • 自分好みのインテリアスタイルを知る
  • 配色を上手にまとめる
  • 作りたい空間に合わせて照明を活用する

もちろんこの他にも、インテリア家具の配置なども重要になってきますが、まずは上記のポイントを意識してみてください。

それだけでグッとおしゃれでまとまった部屋作りができるはずです。住宅は、毎日自分が帰る場所です。どうせなら帰りたいと思える空間にしたいですよね。

また自分だけでなく誰か大切な人を呼ぶことになるかもしれません。そういった意味でも、インテリアはおしゃれに仕上げていきたいですね!